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中古マンションの壁式構造って実際どう?メリット・デメリットを解説

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中古マンションの壁式構造って実際どう?メリット・デメリットを解説

カテゴリ:不動産の基礎知識

中古マンションの壁式構造って実際どう?メリット・デメリットを解説

中古マンションを購入するときは、耐震性や耐久性が気になるところでしょう。
高いお金を出して購入するからには、安心して長く住める家を選びたいですよね。
耐震性や耐久性は、建物構造の種類によって異なります。
そこで今回は、中古マンションの購入を検討中の方に向けて、建物構造の種類の一つである壁式構造の特徴やメリット・デメリットを解説いたします。
ぜひ、参考までにご覧ください。

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中古マンションで気になる壁式構造とは?

中古マンションで気になる壁式構造とは?

近年は、首都圏を中心に中古マンションの人気が高まっています。
実際に、東日本不動産流通機構が公表している2021年の「首都圏不動産流通市場の動向」によると、中古マンションの価格は2013年から2021年まで右肩上がりに上昇しています。
そんな人気の高い中古マンションですが、建物構造の種類にはどんなものがあるのか気になりますよね。
マンションには壁式構造とラーメン構造の2種類があります。

壁式構造とは

壁式構造とは、柱や梁ではなく壁で建物全体を支える構造のことを言います。
マンションの場合は、床・天井・4枚の壁がしっかりと接合された合計6枚の面で一部屋が構成されています。
壁式構造の主な特徴は以下のとおりです。

●中低層のマンション・集合住宅に用いられる
●旧耐震基準でも耐震性がある
●柱や梁が少なくすっきりした空間


壁式構造は、法令などで5階以下に制限されることが多いため、中低層のマンションや集合住宅によく用いられます。
また、耐力壁でしっかりと建物を支える構造のため、昭和56年5月31日以前に建てられた旧耐震基準の中古マンションでも耐震性があります。
壁で建物を支えているため、ラーメン構造と比べて柱や梁が少ない点も壁式構造の特徴です。

ラーメン構造との違いとは

反対にラーメン構造とは、壁ではなく主に柱や梁で建物を支える構造のことです。
ラーメン構造と呼ばれる由来は、ドイツ語で枠や額縁を表す「Rahmen(ラーメン)」から来ています。
ラーメン構造は、壁式構造と違って柔軟性の高い造りのため高層マンションで用いられる構造です。
購入を検討しているマンションが壁式構造なのかラーメン構造なのかは、物件概要書や間取り図などである程度判断できます。
壁式構造は、5階建て以下の鉄筋コンクリート造のマンションに多く、柱や梁が少なくすっきりとした空間の部屋で構成されています。
ラーメン構造は、6階建て以上の鉄筋コンクリート造あるいは鉄骨鉄筋コンクリート造のマンションに多く、柱や梁が壁式構造と比べて多いです。

壁式構造の中古マンションのメリットとは?

壁式構造の中古マンションのメリットとは?

壁式構造の特徴がわかったところで、ラーメン構造と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか?
壁式構造の主なメリットは、以下の3つです。

メリット①耐震性に優れる

壁式構造の最大のメリットは、耐震性に優れている点です。
ほかの国と比べて地震の多い日本では、中古マンションを購入するときも耐震性がとても気になりますよね。
その点、壁式構造は耐力壁でしっかりと建物を支えているため、地震に強い構造となっています。
実際に阪神淡路大震災のときは、壁式構造のマンションは築年数が古くても被害が少なかったことがわかっています。
壁式構造が耐震性に優れているのは、低層マンションであることから重心が低く、壁で建物を支えているため揺れに強くて頑丈な造りとなっているからです。
安全性の高い中古マンションを購入したいと考えている方には、魅力的なメリットでしょう。

メリット②断熱性・防音性に優れる

壁式構造の良い点は、耐震性だけではありません。
壁が厚い構造のため、断熱性や防音性にも優れています。
コロナ禍以降は在宅時間が増えたことから、断熱性や防音性を気にする方も多くいらっしゃるでしょう。
その点、断熱性や防音性に優れる壁式構造は、近隣の音を気にせず快適にリラックスして過ごせるメリットがあります。
また、断熱性に優れる住宅は冷暖房の使用頻度も減り、節電ができるメリットもあります。
防音性に優れる点は、楽器を弾くのが趣味の方や小さいお子さまがいる家庭にも嬉しいメリットでしょう。

メリット③広々とした部屋になる

壁式構造は、室内に柱や梁を設けなくても耐久性を保てるため、広々とした空間も実現できます。
家具や観葉植物の配置などインテリアにこだわる方にとっては、嬉しいメリットでしょう。
物をあまり置きたくないミニマリストの方にも、すっきりとした空間の壁式構造は向いているといえます。
柱や梁がないことで、部屋の壁にプロジェクターを投影して、複数人で映画鑑賞などをすることもできますね。
小さいお子さまがいる家庭では、子供部屋で子どもが楽しく走りまわることもできます。
壁式構造特有の広々とした部屋は、家でホームパーティーをする方にも向いている造りでしょう。

壁式構造の中古マンションのデメリットとは?

壁式構造の中古マンションのデメリットとは?

壁式構造の中古マンションのメリットがわかったところで、反対にデメリットも気になるところですよね。
壁式構造の主なデメリットは、以下の3つです。

デメリット①リノベーションがしづらい

壁式構造のもっとも気になるデメリットは、リノベーションがしづらい点でしょう。
壁で建物全体を支えているため、壁を撤去して自由に間取りを変更することはできません。
とはいえまったくリノベーションができないわけではなく、建物を支える耐力壁以外の壁であれば撤去してリノベーションをすることも可能です。
ただしリノベーションをする際は構造上、窓やドアなどの開口部の場所に制限がかかります。
また、耐久性を保つために開口部の数や大きさが制限される点もデメリットです。
中古マンションを購入するときは、すでにリノベーションされた物件を選ぶ方が多いです。
リノベーションをする予定がなければ、とくに気にならないでしょう。

デメリット②大きな窓を設けられない

前述のとおり、壁式構造の中古マンションは壁で建物を支えているため、大きな窓を設けられません。
部屋を明るくするために部屋に開放的な大きな窓がほしいと考えている方にはデメリットでしょう。
とはいえ、部屋の明るさはマンションの立地や窓の方角によっても変わってきます。
たとえば、窓が南向きや東向きにあれば、窓が小さくても明るい部屋を実現できるでしょう。

デメリット③旧耐震基準の場合は住宅ローン控除が適用外

旧耐震基準の壁式構造の中古マンションを購入した場合は、住宅ローン控除の適用外となるため気を付けましょう。
住宅ローン控除とは、住宅ローンを利用した方が10年~13年にわたって毎年の住宅ローンの残高の0.7%~1%を所得税から控除できる制度のことです。
住宅購入時に節税効果の高い住宅ローン控除ですが、控除を受けるにはいくつかの要件があります。
旧耐震基準の場合、その要件に該当しない可能性が高く注意が必要です。
「壁式構造は耐震性に優れているから」と思って旧耐震基準の中古マンションを購入しようと考えている方は、住宅ローン控除の適用外となる可能性も考慮しましょう。

まとめ

今回は、中古マンションの購入を検討中の方に向けて、建物構造の種類の一つである壁式構造の特徴やメリット・デメリットを解説いたしました。
壁式構造とは、柱や梁ではなく壁で建物全体を支える構造のことです。
耐力壁でしっかりと建物を支えているため、重力があって耐震性に優れ、断熱性や防音性にも優れるメリットがあります。
反対にデメリットは、壁を撤去できないためリノベーションがしづらく、間取りを自由に変更できない点です。
ぜひこの記事を参考に、中古マンションの購入をご検討ください。

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