一戸建てを購入しようと思ったときに、どのようなデザインの家にするか迷うところでしょう。
とくに、屋根の部分は、外観のデザイン性だけでなく、雨や日差しから家を守ってくれる大切な役割も担うため気になるところです。
そこで今回は、一戸建ての購入を検討中の方に向けて、3種類の屋根の特徴とメリット・デメリットをご紹介します。
ぜひ、参考にご覧ください。
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弊社へのお問い合わせはこちら一戸建ての屋根の種類①切妻屋根

切妻屋根は、日本の一戸建てのなかでもよく見られる三角形の屋根のことです。
2面の長方形の屋根を三角になるように勾配をつけて建てられ、三角屋根とも呼ばれています。
代表的な建物の例を挙げると、白川郷の合掌造りの古民家が切妻屋根の造りであるところが多いです。
切妻屋根のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
切妻屋根のメリット
切妻屋根はシンプルな形状のため、建築コストやメンテナンスコストを安く抑えることができます。
また、2面の屋根で構成されているため継ぎ目が真ん中の1か所のみとなり、雨漏りがしにくい構造となっています。
切妻屋根は、屋根の長さが左右均等のため、湿気や熱気が屋根の中央に集まりやすく、通気口や換気棟を設置すれば、快適な室内を保ちやすいというメリットもあります。
三角の形状で勾配が付いているため、屋根に雪が積もりにくく、雪の重みによる倒壊の危険を防ぐというメリットもあります。
落雪の位置もわかりやすいため、豪雪地帯ではとくにメリットが大きい屋根の形状でしょう。
切妻屋根のデメリット
切妻屋根のデメリットは、建てられる場所が限られる点です。
たとえば、周囲が低層住宅ばかりでかつ住宅が密集している地域は、隣家の日当たりを遮らないように、屋根の造りや高さに建築規制がかかることがあります。
前面の道路が狭い場合も、道路の採光や通風を確保するために、周辺の建物に高さ制限がかかることがあります。
切妻屋根はどうしても屋根の中央部分が高くなるため、上記の地域の場合は、建築規制に引っかかることがあるのです。
また、軒がない側面に日光や雨風が当たりやすいことから、外壁が劣化しやすい点もデメリットです。
そのため、切妻屋根の一戸建てを購入するときは、なるべく軒の出が長いほうを選んだほうが長持ちします。
もちろん、軒が短い住宅でもこまめにメンテナンスをおこなえば問題ありません。
そのほか、屋根のデザインがシンプルなため、個性に欠ける点もデメリットでしょう。
一戸建ての屋根の種類②寄棟屋根

寄棟屋根(よせむねやね)は、屋根の頂点から4方向に勾配がついた屋根のことです。
上から見ると、台形の屋根が対面で2面、三角形の屋根が左右に2面の構成で寄せ合う形となっています。
寄棟屋根は、世界的にも多い屋根の造りで、日本家屋でもよく見かける形状です。
寄棟屋根のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
寄棟屋根のメリット
寄棟屋根のメリットは、建てるときの制限が少ない点です。
前述のとおり切妻屋根は立地によって高さに制限がかかることがありますが、寄棟屋根は、4方向に傾斜があるため屋根の高さに偏りが出ることがなく、制限されることが少ないです。
また、4方向に軒があるため切妻屋根と比べると耐久性が高く、外壁が劣化しにくい点もメリットです。
4方向に軒があることで雨や日光から外壁を守ることができ、雪も4方向に分散して落雪します。
そして、どの方向からの風も受け流すことができるため、耐風性も高く、台風が頻繁に発生する地域にも向いている屋根です。
寄棟屋根は、洋風建築と和風建築のどちらの建物にも合う、落ち着いた雰囲気の住宅になる点もメリットでしょう。
以上のことから、寄棟屋根は、長持ちする住宅を購入したい方にメリットが大きい屋根です。
寄棟屋根のデメリット
反対にデメリットは、切妻屋根と比べて建設コストがかかる点です。
また、寄棟屋根は4面あるため継ぎ目が多く、メンテナンス費用もかかりやすいです。
切妻屋根と比べて継ぎ目が多いことから雨漏りがしやすい点もデメリットです。
ただし、切妻屋根よりは耐久性が高いため、メンテナンスの回数自体は少ないでしょう。
とは言え、1回の修繕費用は高くつくため、あらかじめ修繕が必要となったときの費用や保険は検討しておいたほうが良いでしょう。
ちなみに、火災保険に加入している場合は、契約内容によって風水被害による雨漏りの修繕費用につき補償がなされます。
そのほかのデメリットとしては、太陽光パネルが設置しにくい点が挙げられます。
それは、寄棟屋根の場合、屋根が4面に分かれるため、それぞれの面が小さくなるためです。
切妻屋根と比べると、屋根裏のスペースが狭くなり換気が悪くなりやすい点もデメリットでしょう。
そのため、寄棟屋根の一戸建てを購入するときは、換気対策に注意が必要です。
一戸建ての屋根の種類③片流れ屋根

片流れ屋根は、屋根が1面で1方向に斜めになっている屋根のことです。
平屋の一戸建てに多く見られ、小さめの建物や物置に採用されることが多い屋根です。
近年は、スタイリッシュな見た目になることから、新築物件でも多く採用されるようになりました。
片流れ屋根のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
片流れ屋根のメリット
片流れ屋根の最大のメリットは、建築コストが安い点です。
屋根が1面しかないため、継ぎ目もなく、工事に手間がかかりません。
また、シンプルな形状であることから、リフォーム費用も安くすみます。
近年において注目を集める太陽光パネルも設置しやすく、月々の電気代を抑えることができる点も嬉しいところでしょう。
太陽光パネルを設置する際は、屋根の勾配を調整することで、より効率よく発電することもできます。
とくに片流れ屋根が南向きだと、太陽光発電の効果は高いです。
片流れ屋根は、デザイン性も高く、近代的でおしゃれな外観になる点も魅力的です。
とくに、都市部などでよく見かけるようになった方も多いかと思います。
屋根裏のスペースも広くなるため、収納や子どもの遊び場などに有効活用できるでしょう。
片流れ屋根のデメリット
反対にデメリットは、雨漏りがしやすい点です。
片流れ屋根は一見すると屋根と屋根の継ぎ目がないため、雨漏りしにくいと思われる方も多いかと思います。
しかし、実際には、雨が一方向にしか流れないため雨どいに水が溜まりやすく、外壁と屋根の隙間から雨漏りがしやすくなります。
また、片流れ屋根は1方向にしか軒がないため、日光や風の影響も受けやすいです。
そのため、ほかの屋根と比べて、屋根と外壁が劣化しやすい点もデメリットです。
換気もしにくい構造のため、注意が必要です。
以上のことから、片流れ屋根の一戸建てを購入する際は、雨漏り対策や換気対策に気を付けると良いでしょう。
雨漏りについては、屋根の端にある破風板を立ち上げて屋根の内側に雨風が入り込むことを防いだり、雨どいを設置したりすることで解消できます。
まとめ
今回は、一戸建ての購入を検討中の方に向けて、3種類の屋根の特徴とメリット・デメリットをご紹介いたしました。
一戸建ての屋根は、切妻屋根と寄棟屋根と片流れ屋根の3種類あります。
切妻屋根のメリットは、コストが安くて雨漏りがしにくく換気が良い点で、デメリットは、立地によっては建築制限がかかる点です。
寄棟屋根のメリットは、耐久性・耐風性に優れる点で、デメリットはコストがかかり太陽光パネルが設置しにくい点です。
片流れ屋根のメリットは、おしゃれで太陽光パネルが設置しやすい点で、デメリットは、雨漏りがしやすい点です。
ぜひ、この記事を参考に一戸建ての購入をご検討ください。
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